NPO法人 富山のくすし
HOME
教育・研修・実践
活動の報告
お知らせ
会員募集と記録集
お問い合わせ


お問い合わせ

活動の報告


HOME >活動の報告

富山のくすし活動報告

富山のくすし市民講座は成功裏に終わる─参加者135名

平成23年10月2日(日)、富山国際会議場でNPO法人富山のくすし、放送大学富山学習センター、和漢医薬学会が主催した市民講座が開催されました。
東亜医学協会理事長 寺澤捷年先生は「漢方とはなにか」、大阪大谷大学薬学部教授 谿 忠人先生は『快食、快便、快眠』と漢方薬と題して講演を行った。両先生ともに初心者にも分かり易く、しかも漢方医学の本質を突いた明快な講演でほとんどの聴衆は時間の経つのも忘れる思いであったと察します。

参加者は多目的会議場の満席近い135名であり、富山のくすし関係は61名、放送大学関係は38名、一般は34名であった。
薬用植物栽培講習会が開催されました

今年度は上市の薬用植物指導センターにて講習会を開催し、NPO法人「富山のくすし」理事の村上守一、藤野廣春先生から栽培の指導を受けました。

第1回講習会は平成23年4月エビスグサ、ハトムギ、シソ栽培について
第2回講習会は平成23年11月6日にシャクヤクの栽培について
第3回講習会は平成24年3月2日にジオウ、カンゾウの栽培について

参加者はそれぞれ34名、29名、38名でした。苗はNPO法人富山のくすしから無料で提供され、自宅に持ち帰り栽培してもらいました。
華岡青洲の里、高野山、薬師寺、唐招提寺に薬師(くすし)のルーツを求めて

平成23年8月29-30日、華岡青洲の里、高野山、薬師寺、唐招提寺研修ツアーが行われた。
一行18名は8月30日朝7時に観光バスでJR富山駅を発ち、車中では有吉佐和子原作「華岡青洲の妻」のNHK製作ドラマ(2005年、DVD)を見ながら、午後3時過ぎには華岡青洲の住居兼病院(春林軒)に到着した。

世界で初めて全身麻酔による乳癌の摘出手術に成功した青洲の墓および記念碑、展示館を見学してその偉業を偲んだ。(写真は高野山)
春林軒

華岡青洲(1760-1835)を慕って全国から集まった医学を志す若者は春林軒で1,000名近く、当時、紀州の一農村が日本の革新的医学のメッカとなった。
華岡青洲は「内外合一、活物窮理」を唱え医師としては内科・外科の幅広い知識を踏まえ生きた患者を充分に観察し治療を施すことを主張している。
わが国の実証主義的な漢方医学の一翼を担ったばかりでなく、近代実験医学のパイオニアであったと言える。
高野山赤松院にて精進料理を賞味する。

襖絵は狩野派によるもの。翌朝6時30分からの朝の勤行には全員参加する。
高野山の奥の院に近い墓地には亀の背に乗る華岡青洲の末の弟、華岡鹿城(良平)の供養牌を見つけることができた。ガイド嬢は華岡青洲の中国人の弟子などと勝手な説明をしていたが、誤りである。一行は昨年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」の主人公浅井江(二代将軍秀忠夫人)の供養塔の大きさに驚く。高野山の墓地で一番大きいと聞く。